2021年より始まった「野草講座特別編~野草の食養生講座」。
初期の頃は1日のみのカリキュラムで目一杯の情報量での講座をさせていただいていました。
当時、15年分の野草料理の経験と独学での学び、そこに加えて薬草ソムリエで学んだことを織り交ぜ、
たった1日でギュッと講座をしていたのが懐かしい。
そこからまた学びと経験が増え1日では時間が足りなくなり2022年より2日間と時間に余裕を持たせて開講してまいりました。
がしかし・・・これもカリキュラムの時間に限界を迎え(笑)・・・
いよいよ私も野草に触れだして来年で20年。
これを機に2025年からは3日間へと変更することに決めました。
私にとって思い入れが強く大好きな講座ゆえ話したい事も沢山で、
講座の中でもお客様と答え合わせのような会話も大切にしたく、2日では足りなくなってしまったわけです💦
食べられる野草について、またその食べ方(美味しく食べるコツ)について、
多くの方が非常に興味のある分野でもあり、
やっぱり人間ていうのは「食」が生きるための重要なテーマでもありますね。
お金のない社会だったら、きっと食べることを何よりも大事にすると思いますから。
この食養生の講座は、野草の食べ方に限らず日本古来の節句や行事・習わしについて触れ、
本来日本人がいかに野草や身近な植物と関わってきたのかの原点にも触れていきます。
そこを知るのと知らないのとでは、
食や野草への向き合い方が全く違う視点になるからと思っています。
【暮らし】を丁寧に作ってきた昔の方々の想いに触れることは、
これから先の日本にも必要な財産。
戦後以降の私たちは日本人としての暮らしの在り方を一掃され、
便利な時代へととってかわったことで大切な何かを失ってしまったと思います。
もちろん全ての人がそうではないけれど、世代を超えて伝承されてきた知識や経験という財産を、
どこかへ忘れてきてしまっている。。。
昔話は古臭いもの、めんどくさいもの、うさんくさいもの、そんなイメージを持つ方がとても増えてしまいましたよね💦
ただ面白いのは、世代によってその伝承を知っている世代と知らない世代がいらっしゃるという事。
逆に言えば、私のような40~50代世代は意外と昔の事を知っている。
それは、働き盛りの親が不在で、おじいちゃんやおばあちゃんの話を聞きながら育ったからなんでしょうね。
なので、子供の頃にツクシなどの野草や山菜を食べたことが忘れられないとか、
梅干しなどの昔ながらの保存食作りなどは案外この世代が積極的に作っているのではないでしょうか?
やっぱり、近くで聞き、見て、育ってきたというのは本当に大きい。
さてそんな「ベース」を知ることは未来への懸け橋にもなりますし、
ご先祖様への感謝と尊敬の心も生まれます。
野草を食べるという行動の中に、
そんな思いを持っていく方がこれからどんどん増えていくと嬉しいなと思います。
古来から姿形が変わらない野草。
これこそが本質ではないのかと常々思います。
この変わらない本質に触れるとき、
私達の心や目線はどこに向かうと良いのか。
現代、健康志向で様々なブームが起こる中、
流行っては廃っていくものに私たちはどれだけ翻弄されているか・・・
その点、野草という存在はいかがでしょう?
何千年と変わらないその存在や姿には、
ずっと変わることのない過去の英知が詰まっているとしか考えられません。
それを採っていただく側の人間はいつの時代も、
やはり彼らの存在や彼らを衣食住に活用してきた古来の方々に対しても、
もう少し測り知り、感謝の念を注ぐべきだと思うのです。
野草はブームというジャンルではない。
野草は私達人間の【生きる】という原点と深く繋がっている。
そしてまた、私達の祖先と繋がっている。
野草を扱うことは自然と繋がる事でもありますね。
その神髄は「一人じゃない」と心から思える事。
そしてまたそれは、自分の源点と繋がる事。
そんな風に思う私はおかしいでしょうか?(笑)
さてさて話は戻って「野草講座特別編~野草の食養生講座」。
2025年からは3日間のカリキュラムになり、
3日間とも簡単野草料理のレクチャーもカリキュラムに含まれて行きます。
フィールドワークは残念ながら変わらず時間内にご対応できなさそうですが、
そちらはじっくりと別の日に受けていただくほうが絶対おすすめ。
3日間になり料理のカリキュラムも増えるのでお値段が変わってしまうのですが、
この温かい講座を多くの方に受けていただき、
大切な方へと日本人の温かさを繋いでいってほしいと思っています。
これから日本がどうなっていくかわからない世の中で、
この講座が生きる希望の一つになってもらえれば。
畑で作ったお野菜を自分で調理する喜びがあるように、
自生する植物を自分の手で摘み取り調理し食卓へ運ぶ。
野菜の原点、食の原点でもある野草。
それを家族みんなでいただく。
身体も心も、腸内も、みんなが一つになり、温かい家庭が続いていく。。。
これこそが日本の食卓なんですよね。
食養生講座は野草の成分に限らず通常の食品の栄養素についても触れていきますが、
野草と組み合わせることで相乗効果をもたらします。
葛のイソフラボンと大豆のイソフラボンが合わさる相乗効果、
ほうれん草の鉄分と金針菜の鉄分が合わさる相乗効果など、
ほんの少し混ぜるだけでも食事の質がぐんと上がります。
そんな食べ方のポイントについてもお伝えします。
また、陰陽五行から見る季節ごとのお勧め食材と取り入れると良い野草の組み合わせも参考資料として。
その時期の体調を整える術になります。
最後は食べられる部分について詳しくお伝えしながら保存法まで。
約20年分の経験がギューッと詰まったこの講座。
野草料理初心者の方も楽しんでいただけて、
実際普段の食卓に活用できるようになった方は多いです✨
日々、色々な不安や先々への心配などに苛まれることは多いですが、
この講座を受けていただく事で世界の見え方や生き方が大きく変わっていくと信じています。
私達は搾取されるために生きているわけではなく、
喜びや楽しみを見出すために生きている。
自分の人生のために。
長くなりましたが、詳細をお伝えさせていただきます。
2025年1月より月一ごとの3日間コースとなりますが、3月までは野草が摘みにくいので料理のカリキュラムは無しで座学のみ。
2025年初回の3回コース(1~3月の期)は、
特別に2024年までのお値段でご提供させていただきたいと思います。
(71,500円で、ディプロマが欲しい方は別途4,400円です)
4月以降は89,650円(ディプロマは別途4,400円)に変わります。
なお、これまで受講していただいた方は食養生講座での料理カリキュラムにお得に参加できる特典もご用意します!
先に学んだ方と新たに学んだ方が一つになり、
みんなで作っていく野草の食養生が広がっていきますように。
ぜひ、ぜひ、必要な方に届きますように。
少しでもご興味を持っていただいた方は、ご質問もお気軽にどうぞ✨
講座内容の詳細、お支払方法についても(クレジットや分割払いなど)、
どんなことでもご質問くださいね♪
お得に受講できる1~3月のコースの日程
【1日目のカリキュラム予定日とカリキュラム内容 10~17時予定】
2025年1月6日(月曜日) or 1月11日(土曜日)or 22日(水曜日)
1)古来から伝わる日本人と野草の繋がり
2)薬草論(ヨモギ・タンポポ・スギナ・ドクダミ・梅・オオバコ・紫蘇・カンゾウ類・葛・ハコベ・ユキノシタ)
【2日目のカリキュラム予定日とカリキュラム内容 10~17時予定】
2025年2月8日(土曜日) or 2月10日(月曜日)or 25日(火曜日)
3)食材と栄養素
4)陰陽五行と、五行と野草
【3日目のカリキュラム予定日とカリキュラム内容 10~17時予定】
2025年3月1日(土曜日) or 3月13日(木曜日)or 25日(火曜日)
5)野草の調理法と美味しく食べるためのポイント
6)野草の保存法
7)質疑応答
以上のスケジュールとなります。
こちらに来られない方も、ZOOM受講もご対応可ですのでご安心ください。
まずはお気軽にご質問くださいね!