7月といえば七夕。皆さん、今年は短冊にどんな願いを込めましたか?
子供の頃、織姫と彦星のお話しに胸がときめいたものです。
日本には、昔から「節句」という風習があり、毎月の節句に合わせて日本人は季節の薬草を暮らしの中に取り入れてきました。
七夕の節句に思い浮かべる薬草といえば「笹の葉」ですね。笹の葉に願いを書いた短冊を結び、燃やして空へと願いを飛ばす。
小学生の時、七夕給食というものがあり全学年が体育館に集まって七夕の特別メニューをみんなで食べたのが嬉しかったなぁ。
体育館の壁には、全学年の願いが書かれた短冊が結ばれた竹が所狭しと並べられ、七夕の日に校庭で竹を燃やしていました。
給食を食べながら、風にそよそよとなびく笹の葉の音がとても心地よかった。。。
昔はこの竹、川に流していたそうです。(地域によっても違うとは思いますが)
この笹ですが、これも立派な薬草であり、昔の日本人は笹の葉に神様が宿ると信じられており、風に揺れる笹の葉の「カサカサ」という音に、神様の声を感じ取っていたそうです。
山の中に入って、風に揺れて「ザワワ~ッ」と木の葉の音がすると、風に乗って答えが返ってきたように感じて感動する事があります。
神主さんの榊の音も神様の声と信じられていました。
そもそも、植物全部に神様が宿ると信じる事自体が日本人の心の美しさ。全ての神様に今日も生かされ、毎日外に手を合わせる。
私のひいおばあちゃんがそんな人でした。山に手を合わせる。空に手を合わせる。小学校に行く集団登校の私にも、振り返り何回見ても私の姿が小さくなるまで手を合わせてくれていたあの時の全ての景色が未だ目に焼き付いています。
四季折々の全ての節句には、日本人と神様との繋がり、そしてどんな時も家族の健康を願う心が感じられますよね。
笹の葉の代表といえば「クマザサ」。
クマザサはその殺菌力や抗菌力の高さに、昔から笹餅や笹寿司など腐らせないために使われてきました。
葉を煎じて飲めば、解毒作用・胃もたれ・高血圧・貧血・脳卒中の予防に良いとされ、お風呂に入れることで湿疹や皮膚のかゆみに良いそうです。
身近にあるクマザサ。ぜひ利用してみてくださいね。
さてそんな私。先日こんな素敵な場所に行ってきました。
滋賀県の奥伊吹にある「薬膳ご飯 よもぎ」さん。
しとしと雨が降る中、山奥まで車を走らせながら、神様にお迎えされているような場所。
以前からとても気になっていた場所で、薬膳料理と季節の野草が美味しいお料理で食べられるお店。
自身の勉強も兼ね、そして先人の知恵を伺いに。
とても刺激的で、気さくな店主さんと話が盛り上がり、気がつけば2時間以上滞在していました。
息子のお子様ランチも可愛くて♡
こちらは大人のランチ。これで前菜なんて信じられませんね。プロの仕事の素晴らしさに感動。
また素晴らしい人と出会ってしまいました。今後のお仕事に生かしていきたいと思います。
この後ろの棚。すごくないですか?見ているだけでワクワクしました。様々な薬膳スパイス、薬酒、ハーブ、セミの抜け殻(これは店主さんが個人的に使いたい秘密の薬箱)、魔女感全開のこの棚!!!
全てが私のやりたい形そのもので、同じ表現者がいる事がとても嬉しかったです。
よもぎさんの公式サイトはこちらhttp://yomogi-gohan.com/
行きたい場所は、距離なんて関係ありませんね。心が突き動かされれば、どんなに遠い場所でも。
里山サロンmwangaムワンガも街中ではない場所でのお店ですが、遠いところから楽しみに通って下さるお客様がいてくださって本当に感謝でいっぱいです。
これからも、自分が感動したことを表現しながら、私も誰かの刺激になっていけるように楽しんでいきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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